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バセンジーの特徴など良く理解して検討してください。

 飼っていく環境をよく考えて!
外で飼おうと思う方番犬にと思われていらっしゃる方には合いません。バセンジーは暑い国の犬です。寒さには大変弱く、寒い日は、寝ているだけでも体力を使います。そして、見る見るうちにやせてきますし、耳などは凍傷にかかりやすく、寒い時期は要注意です。かといって、夏、強いかと言うとそうでもありません。日本の夏は高温多湿ですからバセンジーにとっては苦手みたいです。ハウス(バリケンなど。ケージはあまりすすめません)を家の中において管理してください。それにまったく吠えません番犬にはなりません。

 ライフコストについて!
 通常はフード代(当ケネル使用品程度)、ワクチン接種、フェラリア、おやつなどで1ヶ月平均¥5,000-〜\6,000-ほどとお考えください。
 これはバセンジーだから純潔犬だからということではありません。同じサイズのワンちゃんならそれがたとえミックスだろうと何犬だろうと買ったときの金額が高かろうと安かろうとその子のことを考えて育てていくなら同じだけコストがかかります。差が出るわけないと思います。それに生き物ですから世話をしてやる手間がかかります。最低必要なコスト、手間を掛けてやれないと思うならワンちゃんを育てることなどあきらめてください。それと子供のおもちゃ程度、子供だけに世話をさせるとお思いの方も育てないほうがいいですよ。おもちゃじゃありませんし子供にだけに押し付けるのは無責任です。あなた、家族で育てていけるなら子供のためになりますしあなた、家族も楽しめると思います。家族みんなで育ててください。皆様お忙しい毎日をお過ごしの事と思います。簡単に楽しく育てていただく事は出来ます。ご安心ください。


 バセンジーの手入れ!
非常に簡単です。良質なフード(高カロリーな無添加ドライフード)と良質なシャンプー(コート、皮膚の為のラファンシーズなど)を使っていれば、コートトラブルも皮膚トラブルも起こしません。治療をするより予防です。日ごろの管理が大事です。ライフコストは出来るだけおさえても最低限は必要となります。治療するよりお金もかからず、楽だと思います。特に冬は寒さに気を使い、夏場より高カロリーのフードにします。毎日の毛の手入れは気にしなくて良いと思います。汚れたらシャンプーすればそれで充分です。毎日ブラッシングしなくても良いでしょう。ペットサロンでシャンプーカットも必要ありません。カットがいりませんから御家族で洗って乾かしてください、これもしつけの一環です。


 血統証について!
 日本のバセンジーの多くはJKC発行の血統証です。純潔犬の証明です。血統証が無かったら公にはバセンジーと見とめてもらえないわけです。必ず血統証の有るバセンジーを譲っていただきましょう。繁殖をされたかたのモラルの問題でもありますが。もし貴方のバセンジーに血統証が無かったら、それから先の子には血統証は出ません。バセンジーである証明の無い子を増やさない為にも必ず血統証を頂いてください。


 バセンジーは、今までの私の犬に対する認識を少し変えさせてくれた犬種です。それは、このサイズの犬(柴、シェルティー、など)は、大変口やかましく、来客時、他犬の気配などを感じた時には、吠えて大変なのが当たり前だと思っていました。でも、バセンジーは、まったく吠える事がないのです。この事は、日常犬を飼って行く上で大変ありがたい事です。数年前までは、犬は番犬として飼われる事が多かったのですが、最近は、愛玩として家族のみんなと楽しく過ごす為に、飼われるケースが増えています。生活環境も、住宅の密集したところが多く、犬を飼いたくても吠えると近所迷惑になるので飼えないのも実情だと思います。今、私は、現在20頭ほどのバセンジー達と過ごしていますが、運動場で遊ばせている時、急な来客などあっても吠えませんので、吠える事をやめさせると言う、労力を使わなくて済み、大変楽です。じゃぁ、どのくらい吠えないのかと言うと、1年に1、2回「ワン」を聞くかどうかです。これがバセンジーなのです。ほんとに吠えない犬なんです。では、まったく鳴かないのって言うと鳴きます。ワンとは言いません、でも、ギャーとか、キーとか鳴きます。甘えた時、寂しい時、気に入らない時など、このように鳴きます。でも吠える事と比べると止めやすいのは確かですし、普通の犬が吠える状況とはあきらかに違います。普通の犬の場合吠える事で自分の意思を相手に伝え様としてきますが、バセンジーは、体を摺り寄せたり、顔の表情を変えたりと、ボディーランゲージを多く使います。

 世界には400種とも、500種ともの犬種があるといわれていますが、その多くが人間が手を加え、改良されてきた物がほとんど、その中でバセンジーは、人間の手があまり加えられていない犬種といわれています。犬の元祖みたいな物です。(一説には5000年以上の歴史があると言われています。)飼って見て思うのですが、遠い昔、犬とネコとの境はほとんどなかったのではないか、それはバセンジーのしぐさを見ていると、ネコによくにています。甘える時、体をすりよせて甘えてきます。他の犬種でも見られますが、バセンジーはとてもネコに近い甘え方なのです。

 運動性能が高く、少々の高さの塀など簡単に登っていきます。動きも機敏でなかなか足が速いのも特徴です。

 性格は、人間に対してはとても甘えてきますが、自己中心的なところも見られます。このへんも、他犬種とはどこか違います。犬に対してはとてもきついところがあり(他の犬種もありますけど)喧嘩する事もあります。同じサイズの犬種を飼われている方は、このへんも御考慮ください。バセンジーは1頭飼いに適しているような気がします。

 容姿も、どことなく雑種に見えますが、よく見ると華麗で、機能的な体つき、どことなくおしゃれ、短毛で手入れが簡単、とても愛らしく、可愛いバセンジーです。